先日購入したGenelec 8320ですが、色々なところに持ち歩いて使用しています。
ケーブルなどを入れると、ペアで7kgになるとおもいます。もともと、据え置きタイプのスピーカーを使ってきたので、数字だけを見ると軽くていいなぁーとおもいましたが、実際に毎回持ち歩いてみると、とても重いです。機内に持ち込めるサイズのスーツケースに入れても、スーツケースは20キロぐらいいきます。重いです。でも音は、このサイズでこんな音が出るのかーとおもいます。サブウーファーは不要です。低域までしっかり出ています。
実際、どれぐらい出ているのか色々なところで測定しています。
GLMのツールが付いていて、PCを使ってキャリブレーションして、フラットな特性を出すことができます。
以下が、7畳程度の部屋でとった測定値です。背面のバスレフポートと壁の距離は、1mぐらい離しています。
赤い線が、実際にスピーカーを鳴らしてマイクで測定した音です。青色がフィルターをかけるものです。
最終的には、緑の色になります。
これをみると、100Hzまでは、ほとんど出ていません。
カタログスペックまで辿り着きません。色々なところで測定していますが、低域はこんな感じです。
毎回、キャリブレーション(補正)をかけた後は、スピーカー本体にその値を記録することができるので、USBで接続するGLMのハードウエアは、測定が終わり次第、取り外すことができます。
このハードウエアと接続していると、補正前と後の音を簡単に聞き比べることができます。
最初は、よく比べていましたが、慣れたら、補正して終わりです。
これぐらいの周波数特性ならば、もうひと回り小さいサイズの8010でもいいのではと思ってしまうことがあります。
8010は補正ツールがないため、一番補正したい500Hz前後に手を入れることができません。そこを諦めるならば、8010も選択肢に入るとおもいます。持ち運びメインで使うならば、8320, 8020の半分以下の重量で持ち運べます。
8010の場合は、低域をモニターヘッドフォンで補う必要があるとおもいます。
マイクを使った録音、基本、ヘッドフォンで聞いていることが多いので、スピーカーっている??と思ったりしてしまいますが、最終のリファレンスとして、信頼のできるモニターがあることが大事なので、8320は良い相棒だと思っています。
ちょっと重いですが・・・
全体的に、僕の荷物をもう少し軽量化したいと思っています。まず、何を削るべきか考えます。